「布―うつくしき日本の手仕事」展に行ってきました
先日、近くの博物館で開催中の「布ーうつくしき日本の手仕事」展に行ってきました。
いつか津軽のこぎん刺しや会津、庄内の刺し子を実際に見に行きたいと思っていましたが、まさかこんなに近くで見られるとは。
綿栽培の北限が福島辺りということで、津軽では自家製麻布を藍で染め、白い綿糸で刺して衣服に仕立てていたそうです。
美しいこぎん刺し。
細かい文様は全く乱れがなく均一です。
防寒対策と布の補強の為、元々の布地が見えないくらい隙間なく刺しているものが多かったです。
そして庄内刺し子の仕事着
そりを引く際に着用するもので、引き綱があたる部分が摩耗するのを防ぐ為に刺し子が施されています。
右肩と左脇で異なる文様という、なかなか凝ったデザイン。
刺し子のサンプラーのような美しい仕事着。
私が苦戦している文様がたくさん。
時間をかけて織り上げた布を長く大切に使い続けるための実用性だけでなく、個性的にする手仕事の素晴らしさ、暖かさを感じました。
他にも裂織、アイヌ文様、様々な素材で織られた布などの展示がありました。
撮影OKなので写真もたくさん撮りましたが、ガラス越しではなかなか綺麗に撮れないので、展示図録も購入。
ミュージアムショップには、こぎん刺しのキットが販売されていました。やってみたいけれど、今は無理。
キットは諦めて、家族3人分のこぎん刺しのしおりを買いました。
小さな博物館ですが、感染対策が行き届き、安心できる居心地の良い空間でした。
ご訪問ありがとうございました!